脳ドック

「脳ドック」という言葉は、1992年に刊行されたメディコンパスクラブ名誉理事長・福島孝徳先生の著作で初めて使われた言葉で、「脳の人間ドック」を短く表現したものです。

「脳ドック」は、頭部のMRI・MRA検査で、『脳の血管の異常や脳腫瘍の有無』を中心に調べる他、身体測定・血液検査・心電図検査等がセットになっています。
異常がある場合には、すみやかな診断と治療方針の決定で、受診者をフォローアップします。
 

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脳ドックで発見された症例


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【「脳」の病気と「脳ドック」】

脳ドックとは、脳の中で起きている変化を事前に検査して、脳卒中などに襲われる危険性を避けるための予防検診のシステムのこと。検査機器の誕生と発展とともに歩みを進めてきました。それまでは開頭してみるしかなかった脳の検査が、何のリスクもなく、脳の断層撮影と血管撮影が行われるようになったのは、ここ十数年のことです。
脳ドックがターゲットとするのは、主に脳血管の障害、つまり脳卒中です。くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤や、脳の血管がつまり脳の組織が死んでしまう脳梗塞などの発見に威力を発揮してきました。もちろん脳腫瘍の有無も確認します。こうした脳の病気も、早い段階で発見できれば、問題はなくなります。脳ドックの有効性はまさにそこにあります。


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【血管の病気の予防は生活習慣の見直しから】

脳卒中と心臓病などの血管の病気は、高血圧、高コレステロール、たばこ、糖尿病、肥満が共通する危険因子です。
脳は壊れてしまったら、元に戻りません。生命の危険や重大な後遺症にも直結しかねない脳卒中、大梗塞、大出血といった大きな発作が起こらないように、日頃から生活習慣に注意することが大切です。バランスの取れた食事をきちんと摂ること。規則正しい生活を送ること。無理をしないこと。適度な運動をすること。 お酒はほどほどにすること。こうしたことを励行し、あとは高血圧を管理し、体質を改善する。小さな発作があったら、必ず予防薬を飲むこと。
脳動脈瘤に関しては、とにかく早期発見です。原因については先天的素質とか、血液の流れとか、いろいろと挙げられてはいますが、どうしてできるのか、いまだに分かっていません。それでいて、脳動脈瘤は、決して珍しい病気ではありません。100人に2人か3人の割合で、発見されているのです。何よりもまず肝心なのは脳ドックで、破れる前に発見して処置することです。

小さなものが見つかったら、専門医の判断を仰ぎましょう。慎重に経過を追う必要があります。瘤が拡大したり、破砕の危険性が高い場合はクリッピングや、カテーテルを使ってコイルなどをつめる治療法があります。


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mrinou【「脳ドック」で定期的なチェックを】

脳ドックは、ミリ単位の脳梗塞を画像診断する「MRイメージング(MRI・磁気共鳴断層撮影)」や、脳動脈瘤を描出する「MRアンジオ(MRA・磁気共鳴血管撮影)」などを使用した検査がメイン。このほかに、動脈硬化をチェックする頸部の超音波検査や、血液検査、心電図などの検査が含まれています。
自分の体を守るため、定期的なチェックを忘れないで下さい。

 
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参考図書:西村書店刊「脳ドック」(福島孝徳・田辺功共著)07book 本書は一般に分かりやすく書かれた解説書で、脳の病気や治療法についても詳しく紹介されています。関心のある方は是非ご一読下さい。
福島孝徳先生の著書紹介
「福島孝徳とチームプロトン」(徳間書店)
「福島孝徳 脳外科医 奇跡の指先」(PHP研究所)
「ラストホープ 福島孝徳」(徳間書店)
「40才からの頭の健康診断 脳ドック」(西村書店)


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福島孝徳 理事プロフィール
1942年東京生まれ。68年東京大学医学部卒業後、同大学医学部附属病院脳神経外科臨床・研究助手に。ベルリン自由大学(独)Steglitzクリニック脳神経外科研究フェ ロー、メイヨー・クリニック(米)脳神経外科臨床・研究フェローを経て、78年から東京大学医学部附属病院脳神経外科、80年から三井記念病院脳神経外科 部長を務め、頭蓋底のキーホール・オペレーション(鍵穴手術)を確立し、世界的エキスパートとなる。
1991年南カリフォルニア大学医療セ ンター脳神経外科教授に就任。ペンシルベニア医科大学アルゲーニ総合病院脳神経外科教授、アルゲーニ脳神経研究所頭蓋底手術センター部長を歴任。世界を駆 け巡りながら、後進のための頭蓋底手術実習セミナーを主催。98年カロライナ頭蓋底手術センター所長および脳外科教授に。
現在、カロライナ脳神経研究所及びカロライナ耳研究所共同所長、デューク大学とウエストバージニア大学の教授を務め、スウェーデンのカロリンスカ研究所、フランス・マルセイユ大学の教授、ドイツ・フランクフルト大学の教授も兼任。
 

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